小学校に入学する前の子どもが、自分の意志で「将来、こんな人になりたいから、この小学校を選びたい」と考えるケースは、まずないといっていいでしょう。
「親が決める」、というケースがほとんどです。
また、高校や大学を受験する場合と違い「自己管理」ができないのが、お受験に取り組む幼稚園児というものです。
そのため、「親の力」がとても大切なのがお受験です。
遊びたい盛りの子どもに「勉強しなさい」と言うわけですから、子どもはぐずったり、集中力が途切れたりすることも、多いでしょう。
その場合に、イライラして叱り付けたり、恐怖で縛り付ける方法(かつてスパルタ教育と言われたような方法)で勉強をさせることは、決してよくありません。
人間は、恐怖が心を支配している状態では、能力を発揮できないことが、知られているのです。
小学校受験にあたっては、ペーパーテスト(知識の有無を問われるテスト)が占める割合は、低いです。
それよりも、社会性・協調性を見るための行動観察や、自己表現ができるかどうかを見るための面接、絵画を描くといった能力が、問われることが多いです。
これらのことは、楽しみながら身につけ、自然に振舞えるように訓練してあげることが必要です。
また、小学校受験は冬の寒い時期に行われることが多いです。
風邪やインフルエンザが猛威を振るう時期ですので、体調管理にも力を注がなければなりません。
このように、お受験には「親の力」が必要なのです。
このことが、高校や大学の受験勉強と違ってデメリットと言えるかもしれませんが、親も子とともに成長するチャンスであるとも言えるでしょう。