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002小学校別お受験 アーカイブ

2011年01月27日

国立小学校のメリット

お受験で、国立小学校に合格すれば、私学より安い学費で6年間、授業を受けることができます。
また、公立とは違って、お受験経験のある子どもが入学することになりますので、「勉強する」という意欲が高い子どもが集まる、という特徴があります。

国立小学校の教員は、教育熱心な人が多く「運動することも、子どもにとって大事」ということが、よく理解されています。
授業の前に運動する時間(ドッジボールなどの楽しめる運動)を設けたり、運動会の競技内容も充実していたりする、という特徴があります。
運動能力を高めると共に、助け合い・協調ということを学ぶ教育を行っているのです。

在学中から、OBやOGとの関わりが強いのも、国立小学校の特徴です。
たとえば、校外学習や水泳教室などに、OB、OGが参加することもあります。
卒業後にも、こういった絆が活かされる場面もあるでしょう。

このような特徴のある国立小学校は、どんな生徒を求めているでしょうか?
国立小学校は「公共交通機関を使っての通学」が前提ですので、お受験の場面では、指示行動の項目が重要視されます。
また公共交通機関で他人に迷惑をかけないための躾ができているか、協調性が育っているか、ということも大切なポイントです。
入学してからこれらのことを身につけるのではなく、入学前に身につけていないと、困るのです。

また国立小学校は「教育実験校」と位置づけられていますので、教育実習が頻繁に行われますし、新しい教育方針に従っての授業もあります。
そういう場合に、臆病になりすぎず、挑戦していく心を持つ子どもが、歓迎されると考えられます。

国立小学校での注意点

国立小学校のお受験に関する注意としては、「抽選」がある、ということです。
抽選に通るかどうかは、運次第と言えますので、お受験に関しても「国立小学校のみ」を受験するというのは、リスクが大きいのです。
ただ「私立に行かせるのは、経済的・地理的な事情で難しいので、国立がダメなら、公立に通わせる」というつもりならば、抽選に参加してみるのも良いでしょう。

国立小学校に入学してからは、「教育実験校」という位置づけであることから、授業の進捗状況が、私立に比べると遅れがち、ということがあります。
教育実験校とは、大学が行う教育研究の実験を行う場である、ということです。
そのため大学生のための教育実習も、頻繁に行われます。
様々な新しい試みによる授業が受けられることは、メリットと言えるかもしれませんので、よく考えて見ましょう。

小学校を卒業した後のことですが、中学校までしか進学できない小学校もありますが、高校までのところがほとんどです。
大学の附属高校が1校しかないようなところでは、入学試験は狭き門となりますし、いずれにせよ大学受験は自力で受験・合格する必要が出てきます。

また、小学校から中学校、高校へと進学した生徒よりも、外部から試験を受けて入学してくる生徒のほうが、成績優秀な傾向があります。
そのため、難関大学への進学成績が高い傾向はあるのですが、それは外部から入学してきた優秀な生徒が、学校全体の成績を押し上げているだけ、という面もあります。

国立小学校に通い、大学進学を目指すなら、早いうちから学習塾へも通うことを、視野に入れなければなりません。

国立小学校は倍率が高い

国立小学校は、倍率が高いです。
人気の高い小学校は、まず1次抽選で受験できる人数を絞り、次に試験・検査を行い、さらに最終の抽選を行う、という方法を取っているところもあります。
初めの抽選だけで、半分以上の受験希望者が脱落することも多く、もっと人気が高い小学校では、10人に一人しか受験できない、という狭き門となる可能性もあります。

残念ながら、抽選というのは「努力次第で、合格を勝ち取ることができる」とは言えず、運によるところが大きいです。
ただ、複数の国立小学校を受験することが可能ですので「どうしても国立がいい!!」という場合には、より多くの学校の抽選を受けられるようにする努力が必要です。

ただ、国立小学校の試験内容が極めて難しい、ということはありません。
私立小学校に合格したり、お受験のための勉強を重ねてきた子どもならば、国立小学校のお受験をクリアできるレベルになれるでしょう。

国立小学校には、前述のように数多い受験生が来るので、「学校に合わないと考えられる子どもを、落とす」ということ、教育実験校という位置づけもあって「様々な子どもを受け入れたい」という意図があることから、「学校に合わない」と思わせないように気をつければ、試験・検査そのものを通過できる可能性は高まります。

また、国立小学校に入学してからは「好奇心が強く、新しい物事に関心の強い子ども」のほうが、過ごしやすいでしょう。
新しい教育方針の実験・研究の場であり、教育実習生も入れ替わり、立ち代り訪れるので、あまりにも臆病・神経質な子どもには、ストレスになることも多いのです。

私立小学校のメリット

私立小学校には、大学附属、高校附属、中学附属の3つのパターンがあります。
「貴重な青春時代を、受験一色で終わらせたくない」と考える親御さんは、大学附属に入学させたがるのは事実です。

ただ、これは一歩間違えればデメリットともなりえます。
「大学までエスカレーター式に進学できる」という安心感から、勉強熱心でないお子さんになってしまうケースも、あるのは事実です。
大学へ進学して、研究をするようになったり、就職したりしてから、一気にその違いが表面化するケースもあります。

私立小学校のメリットとして、お受験に合格できるレベルの子どもが集まっており、家柄・経済状態なども似通っているので、父母どうしのコミュニケーションがとりやすい、ということがあります。
子どもも、同じ学校に長く在籍することになるので、生涯にわたって長く付き合える友人ができることも、多いものです。

小学校受験の段階では、お子さんの月齢によって、発達段階に差があることも多いです。
そのため、お受験の時点で、ずばぬけて優秀ではなくても、将来性を感じさせる子どもであれば、合格ができる可能性はあります。
月齢ごとに、お受験のグループわけを行う学校もあります。

また、少子化の影響で「将来有望なお子さんを発掘したい」という気持ちは、私立小学校の側にも広がっています。
「コネがないと入学できない」「身内にOB、OGがいないと不利になる」などと言われていた小学校でも、将来性を感じさせるお子さんであれば、入学できる可能性は高まります。

私立小学校の注意点

私立小学校の注意点としては、「受験のない環境に慣れてしまう」ということが、挙げられます。
「受験のない環境においてあげたいために、私立小学校を受験する」というケースも多いでしょうが、たとえば「医師や弁護士になりたい」などの希望がわいてきて、そのためには、受験勉強をして国公立の難関大学へ行かなければならない、という場合に、受験態勢を取りにくい、ということがあります。

また、せっかく能力が高く、難関の国立大学に行ける実力がありながら「まわりが受験勉強をしていない」という、のんびりした空気に染まってしまい、実力を発揮できないままになる、ということも考えられます。
ただ、私立の中学・高校などにも「内部進学だけを最良の方法とせず、国公立大学を目指すための教育を行っている」というところもありますので、私立小学校に入学させるなら、その点も考えてあげましょう。

勉強の面だけではなく、一貫校ほど「人の入れ替わりが少ない」ために、「広い世界を知らない」「外の世界に出た途端に右往左往する」という事態になる人もいます。
私立小学校に通う子どもは、裕福な家庭の人が多いために、「傷つくことがあっても、親元へ逃げ帰れば良い」という考えになってしまう人もいるのです。

最近「サラリーマン家庭の子どもも、進学していますよ」と謳う私立小学校もありますが、私立小学校に通う子どもの家庭は、はっきりいってかなりハイレベルです。
親子ともに、経済状態の違いに戸惑い、お付き合いなどがうまくできなくなると、大変ですので、よく考えましょう。

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